ヴィオラ・ダモーレと日本語でのガイドライン
今年後半はどうもヴィオラ・ダモーレ漬けとなりそうな…。
10月6日から13日まで、イタリア・シチリア島のパレルモで開催されたヴィオラ・ダモーレ国際会議に参加してきました。9月に感染症のため1週間抗生物質を使った後、どうも風邪をどこからかもらったらしく、パレルモでは鼻をかみながらの参加。コロナではなかったものの、周囲でも風邪らしき咳があちこちで聞こえ、参加者の中には帰ってからコロナに感染していたと判明した人も…。
初めてのパレルモ、とても面白い街です。
地理的、歴史的にアラブ、ラテン、東欧のオーソドクス、ユダヤと様々な文化が入り混じり、それが同居する独特の文化を創り上げてきた街。カトリックの教会でもヨーロッパ大陸ではあり得ない内装だったり。
初めての参加で、ヴィオラ・ダモーレといってもいろいろなアプローチがあることを実感しました。私の専門は、やはりバロック、クラシックです。
さて日本では京都でヴィオラ・ダモーレのワークショップを企画しています。専門的すぎるので、どうかなと思う反面、ヴィオラ・ダモーレをやってみたい!と思い立って日本語での情報を検索しても、皆無と言っていいほどの悲惨な状況です。
17世紀に楽器が出現し、18世紀にその独特な響きが好まれ広まった時代の、大雑把な概要をこちらに載せておきます。https://chiharu.de/artikel/resume-damore-jp-ca.pdf
最初の2ページはこんな感じ。さてこの曲をやってみようと思いたった時に直面する記譜の問題点を少しまとめました。
もし京都のワークショップで直にお会いできるのでしたら嬉しいですし、そうでなくても「そういえばドイツにいる阿部千春っていうのがなんか書いてたな」と、気が向いた時に見ていただければ、幸いです。
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