封蝋 - プログラム作り
12月に入りました。今年もあと1ヶ月です。
先日、12月4日の演奏会のプログラムを作りました。
データを作って印刷して、そこまでは良かったのですがなんだか殺風景。意識してシンプルにしたのですが、それにしても寂しい。
前々から興味があった封蝋を試すことに。
まずロウソクで蝋を溶かします。それを紙の上へ。
今回はめくりやすいようにとも考えて、金色の紐を結んだものの上に封蝋をしてみました。
ケルンの南、学生街に昔からある小さなお店、Papelitoで見つけたシーリングワックスとスタンプ。まあよくもというくらい細々とものが置いてあるお店で、日本の和紙なんかもあります。
ワックスはスイスの老舗のもの。昔ながらの色合いがなかなか。
出来上がり!時間が結構かかりました。
こうしてやってみると、昔の人って本当に丁寧に手紙を書いていたんだなあと実感。今じゃ、間違いだらけのメールを平気で送っちゃったり、というのが当たり前になってしまいましたけど。
墨を用意しながら書く内容を吟味して、丁寧に手紙を書く、ということの貴重さを思い起こしていました。
でも私の場合はまず、お習字習わなきゃ…。海外に長くなればなるほど、日本の伝統が愛おしくなります。いつか、かな習字をやってみたいものです。