ロシアから その１

先々週はロシアへ。初めてのロシアの旅です。

ヴィザの手続き、そして税関審査用の楽器の証明書の用意、旅の準備はなかなか大変で、オケの事務はそれなりに大変だったようです。

もっと大変なのがアメリカ行きの手続きなのですが…。

モスクワはかなり冷えていました。日中でも０度前後、夜はマイナス７度くらいまで下がりましたが、室内は半袖でいいほど。ロシア人がなぜ真冬に半袖で室内を歩いているのか、ようやく納得。それが習慣となっているらしいです。

街の中心はヨーロッパよりも物価が高く、高級ブランド店が並んでいます。西側諸国よりもお金があるんでしょうね。国民の極々一部の話なのでしょうけれど。

モスクワ中心部の様子。

赤の広場。

この色はやはりロシアならでは。

クレムリンの外壁。

今年は10月革命の100周年。この数日後、社会主義者たちによるデモがモスクワであり、260人の逮捕者が出たとフランクフルト国際空港からケルンへ向かう電車の中で見ました。

本番はチャイコフスキーコンサートホール。古楽にはちょっと大きすぎるのもあって、お客さんが聞いていて丁度いいくらいの弾き方に調整するのにやはり時間がかかります。

今回は2019年2月に日本公演が決まっているカウンターテナーのValer Sabadus とのプログラム。ここ数年ずいぶん声が伸びるようになって、これからますます楽しみな歌手です。